「最近、胃はムカムカ、体はだるいし、イライラ気味……」なんていう妊娠初期症状はありませんか?
これらの妊娠初期症状は、妊娠を維持する黄体ホルモン(プロゲステロン)の活発な分泌と関連があります。
妊娠しているなら、赤ちゃんは今、1個の受精卵からヒトとしての外観と器官をつくるために、急ピッチで成長中。
ママの体や心にも変化があって当然です。
黄体ホルモンは赤ちゃんの大仕事のサポーター役。集中力がなくなったり、疲れやすかったりするのは、「赤ちゃんの大仕事を妨げないように、ママ、ゆっくりしてね」という黄体ホルモンからのメッセージなのです。
まずは家事も仕事もスローダウン。疲れたらコロンと横になって、無理をしないようにしましょう。
妊娠初期症状
眠い・だるい
ストレスをためると子宮への血流が悪<なるため、けだるいスローモードに。
おりものの量が増える
子宮頸管の粘液で栓をし、細菌が子宮に侵入しないようバリアーをつくります。
体が熱っぽい
甲状腺機能が高まり代謝が盛んに。体温が高くなります。
乳首がチクチクする
母乳を出すための準備が始まった証拠。乳腺も徐々に発達し始めます。
便秘になった
黄体ホルモンが内臓の運動にかかわる平滑筋を緩めるため、腸の動きが鈍ります。
腰が張る
妊娠すると、仙骨と腸骨の関節が緩くなり、産道の準備を始めます。